証券外務員のお勉強 その12(付随業務)

 


ちょっと証券外務員2種の勉強をはじめました。ChatGPTに相談しながらなので、誤りもあるかもしれませんが、章立てごとに自分用で整理していきます。(今回もチャットGPTに4コマ漫画をお願いしました。借り借りに借りる仕組みってどんだけ借りたいのだろうか、、)



📌 付随業務とは?

付随業務とは、金融商品の売買や仲介といった本業と切り離せない業務で、金融庁への届出や承認なしで実施可能なものを指します。

🔹 代表的な付随業務

  • 有価証券の貸借(たいしゃく)(貸し借り)

  • 有価証券の媒介(ばいかい)・代理(取引の仲介や代理人としての活動)

  • 信用取引のための金銭の貸し付け

  • 保護預かり資産を担保とした貸付

  • 累積投資契約(後述)

💡ポイント:
これらは「業務の一部」としてスムーズに行われるものであり、特別な許可なく実施できます。


💳 キャッシング業務とは?

キャッシング業務とは、投資家が保有している有価証券(たとえばMRFなど)を担保に、金融機関からお金を借りる仕組みです。

🏦 具体的な例:MRFの即日換金対応

  • 投資家が午後に「MRFの解約」を申し出た

  • 通常は翌営業日に現金化

  • しかし、投資家が当日中に現金が必要な場合
     →「解約予定のMRF」を担保に、その日のうちに貸し付け可能!

📋 注意事項:

  • 書面の取り交わしは不要ですが、投資家への限度額の説明と意思確認が必要

  • 貸付限度額は「MRFの返金額」か「500万円」の少ない方

  • 貸付期間は解約請求日から営業日、利息は解約請求日から翌営業日前日

  • 利息は基本的にMRFの分配金と相殺される


📈 累積投資契約とは?

毎月一定額を積み立てて、特定の有価証券を少しずつ買い集めていく契約です。
主に株式や投資信託の購入に使われ、リスクを分散しながら長期で資産形成する方法として利用されています。

💡 仕組み(初心者向け解説)

  • 毎月、一定の金額を証券会社に預ける

  • 複数の投資家から集めた資金で、証券会社がまとめて有価証券を購入

  • それぞれの顧客の出資比率に応じて、持ち分を割り当てる

🧮 この購入方式は「ドルコスト平均法」と呼ばれ、価格の変動リスクを抑える効果があります。

📌 取引対象例

  • 上場株式

  • 国債・地方債

  • 投資信託受益証券

  • 投資証券 など

📎 注意点とルール

  • 金額は1銘柄あたり1万円〜200万円

  • 投資対象は証券会社があらかじめ選定した銘柄に限定

  • 単元株(100株など)に達するまでは証券会社名義
     → 単元株に達したら、投資家の保護預かり口座へ名義に変更できる


🚫 インサイダー取引の取り扱い

累積投資契約にはインサイダー規制が特例的に設けられています。

🔹 契約時点が重要:

  • 情報を知る前に契約していれば問題なし

  • 情報を知った後に契約や変更をしたら違反

💡累積投資契約のように定期的に自動で購入される契約は、原則としてインサイダー取引には該当しません(ただし条件あり)。

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