証券外務員のお勉強 その9(債券投資計算)

 


ちょっと証券外務員2種の勉強をはじめました。ChatGPTに相談しながらなので、誤りもあるかもしれませんが、章立てごとに自分用で整理していきます。(今回もチャットGPTに4コマ漫画をお願いしましたが、油断するとこうなります。)




📘 債券投資の基本計算まとめ

📈 利回り(1年あたりの投資元本に対する収益割合)

🔹 直接利回り

:(利率 ÷ 購入価格)×100
例題:利率年1.5%、残存期間10年で99.3円で購入した場合の直接利回りは?
答え:(1.5 ÷ 99.3) × 100 = 1.51%

🔹 最終利回り

:(利率+{(償還価格-購入価格) ÷ 残存年数})÷購入価格 ×100
例題:利率年1.5%、残存5年、99.3円で購入したときの最終利回りは?
答え:((1.5 + (0.7 ÷ 5)) ÷ 99.3) × 100 = 1.65%

🔹 応募利回り

:(利率+{(償還価格-発行価格) ÷ 残存年数})÷発行価格 ×100
例題:利率年1.5%、残存5年、発行価格99.3円のときの応募利回りは?
答え:((1.5 + (0.7 ÷ 5)) ÷ 99.3) × 100 = 1.65%

🔹 所有期間利回り

:(利率+{(売却価格-購入価格) ÷ 残存年数})÷購入価格 ×100
例題:利率年1.5%、購入価格99.3円、3年後に101.4円で売却した場合の所有期間利回りは?
答え:((1.5 + (101.4−99.3) ÷ 3) ÷ 99.3) × 100 = 2.21%

💰 購入価格の計算

:購入価格 = (受取金額合計)÷(期間分に積み上げた最終利回り)
例題:利率1.5%、残存5年、最終利回り2%としたい場合の購入価格は?
答え:(1.5×5 + 100) ÷ (1.02)^5 ≒ 104.54円


🔁 債券譲渡・受渡金額

📅 経過利子(買う人は売る日人に対して、支払い日から売買日までの間の利子を払う)

例題:経過日数50日で、年利1.5%、額面100万円の場合、経過利子は?
答え:1,000,000 × 1.5% × (50 ÷ 365) = 2,054円

💵 受渡金額

例題:額面500万円、購入単価105円、経過利子4万円、手数料0.3%、税10%
答え

  • 約定代金 = 5,000,000 × 1.05 = 5,250,000円

  • 手数料 = 5,250,000 × 0.003 = 15,000円

  • 税 = 15,000 × 0.1 = 1,500円

  • 合計 = 5,250,000 + 15,000 + 1,500 + 40,000 = 5,306,500円


🔄 転換社債(CB):新株予約権と社債券が一体となっている債権

  • 株式へ転換できる社債が、切り離し不可。新株の権利行使で社債が消滅。

  • 利率は通常より低く、価格は額面より高め

📉 転換価格 転換時の1株あたりの金額

:株数=社債発行総額/転換価額

📉 パリティ価格 株価から見た転換社債の価値

:転換社債500円で株式時価540円の場合のパリティ価格
→ パリティ価格 = (540 ÷ 500) × 100 = 108円

🔍 乖離率 転換社債時価とパリティ価格の差(乖離)をパリティ価格で割った率

:パリティ価格が108円の時、転換社債時価114円であった。乖離率は?
→ ((114 − 108) ÷ 108) × 100 = 5.55%(割高)


🧾 割引債の利回り (償還まで1年以内のものをお得に買う)

:(償還価格−購入価格)÷購入価格 × (365 ÷ 残存日数) ×100

  • 例1:150日未経過の割引債を99.3円で購入した場合の最終 利回りは?

    → (100-99.3)/99.3*(365/150)*100=1.71%
  • 例2:未経過日数120日の割引債を利回り1%になるようにするための買付価格は?

    → (100-x)/x*(365/120)*100=1.0% x=99.997

🔁 現先取引

例1:期間200日、年率2%の現先取引の場合、購入単価はいくらか?尚、売却単価は100円
→ 100 ÷ (1 + 0.02 × 200 ÷ 365) ≒ 98.91円

例2:国債を97.6円で購入し、年率3%で100日後決済する場合、 売却単価はいくらか?
→ 97.6 × (1 + 0.03 × 100 ÷ 365) ≒ 98.4円

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