ちょっと証券外務員2種の勉強をはじめました。ChatGPTに相談しながらなので、誤りもあるかもしれませんが、章立てごとに自分用で整理していきます。(今回もチャットGPTに4コマ漫画をお願いしましたが、またいつもの癖が出て、意味が分からない4コマとなりました。)
💡 はじめに:「債券」とは何か?
債券とは、「お金を貸してくれた人に、あとで利子をつけて返すことを約束する証書(証明書)」のようなものです。
会社や国が、「お金を集める手段」として発行します。
たとえば、あなたが国債を1万円で買ったとしましょう。国は数年後に「1万円+利息」をあなたに返してくれるのです。
🔍 債券にはどんな種類があるの?
1. 利付債(りつきさい)とは?
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毎年利息(クーポン)をもらえる債券です。
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たとえば年利1%の10年国債なら、毎年100円(1万円×1%)の利息を10年間もらえて、最後に1万円も戻ってきます。
👉 定期的な収入があるので、年金代わりにも人気です。
2. 割引債(わりびきさい)とは?
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利息がなく、その代わり「安く買って、満期に額面で戻る」債券です。
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たとえば9,500円で買って、1年後に1万円で返ってくるなら、差額の500円が利息のような役割を果たします。
👉 実質的な利回りで見ると、利付債と同じような使い方ができます。
🏛️ 誰が債券を出しているの?
債券は、発行する相手(=誰がお金を借りたいのか)によって分類されます。
1. 国債(こくさい)
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日本政府が発行し、国が資金を集める手段です。
▶ 目的によって呼び名が変わります:
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「建設国債」…財政法に基づき、公共事業に使う
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「赤字国債」…とくれいこう税収が足りないときに使う
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「借換国債」…過去の借金を返すために新しく借りる
「国庫短期証券」…1年以内の個人・法人向け割引債
「個人向け国債」…固定3年、固定5年、変動10年など個人向け国債
▶ 期間でも分類されます:
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短い:2年・5年(中期国債)
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標準:10年(長期国債)
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長い:20~40年(超長期国債)
👉 中でも10年国債は、利回りの基準としてよく使われます。
2. 地方債(ちほうさい)
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地方自治体(都道府県や市町村)が発行。
「全国型市場公募地方債」…一部の都道府県、すべての政令指定都市が発行するもの
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学校や道路の整備など、地域の公共事業に使われます。
3. 社債(しゃさい)・民間債
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企業が発行します。
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言い換えると、「会社版の国債」です。
👉 有名企業の社債は人気ですが、潰れると返ってこないリスクもあるので、信用が重要です。
4. 外国債(がいこくさい)
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海外の政府や企業が発行します。
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「サムライ債」は、外国の会社が日本円で発行したもの。
👉 為替変動の影響を受けやすい点に注意が必要です。
🔁 債券はどこで取引されるの?
債券には2つの市場があります。
【1】発行市場(プライマリーマーケット)
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債券が新しく発行される場です。
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ここでのプレイヤーが「引受業者」です。
💼 債券の引受とは?
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債券を市場に流通させるため、証券会社がいったんまとめて買い取る仕組みです。
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このとき、中心となって発行者から直接引き受ける業者を「元引受会社」と呼びます。
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元引受は第一種金融商品取引業者でなければ行えません。
🤝 引受シンジケート団
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債券の引き受けリスクを分散させるために、複数の証券会社がチームで参加することもあります。
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これを「引受シンジケート団」といいます。
【2】流通市場(セカンダリーマーケット)
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発行済みの債券が売買される場です。
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日本では、債券の約99%が店頭市場(取引所を介さない相対取引)で取引されています。
🛡 社債管理者とは?
社債を発行する企業は、社債管理者を必ず置かなければなりません。
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主に銀行や信託銀行がその役割を担います。
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債券を買った投資家のために、発行企業の経営状況をチェックしたり、利払い・償還が正しく行われているかを管理する役目です。
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なお、証券会社など金融商品取引業者が社債管理者になることはできません。
📊 公社債市場と価格の決まり方
公社債とは、国債・地方債・社債などをまとめた呼び方です。
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流通市場では店頭取引が中心。99%以上!
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各証券会社が「社内時価」という自社の価格評価基準に基づいて売買価格を設定します。
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市場の参考価格は「売買参考統計値」として協会が毎営業日発表します。
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価格の算定方法について質問があった場合は、口頭や書面で回答する必要があります。
📈 債券の価格はどう動くの?
これが債券の難しいところで、価格は固定ではありません。
実は、金利や経済の状況によって債券価格は上下するのです。
💡 基本ルール:利回りと価格は逆に動く!
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金利が上がると → 債券の価格は下がる
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金利が下がると → 債券の価格は上がる
これはなぜでしょうか?
たとえば、あなたが「年利1%の債券」を持っていたとして、世の中の金利が2%になったら、それは「低い利回りの古い債券」になりますよね?
すると、その債券の価値(=売値)は下がってしまうのです。
📉 景気との関係
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景気が良い → 金利が上がる → 債券価格が下がる
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景気が悪い → 金利が下がる → 債券価格が上がる
理由(想像)、好景気だと投資が増加しお金が流れやすく、政府は金利を上げてインフレを抑えるからです。
💱 為替の影響も受ける
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円安(1ドル=130円など)になると、海外の金利上昇につられて、日本の金利も上がりやすくなる → 債券価格は下がる
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円高(1ドル=100円など)になると、金利は下がりやすく → 債券価格は上がる
🧮 「クレジットスプレッド」って何?
これは、企業の社債と安全な国債の金利差のことです。
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信用がある会社 → スプレッドが小さい(=安心感)→利回り下落→価格上がる
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危ない会社 → スプレッドが大きくなる(=リスク高)→利回り上昇→価格下がる
👉 この差を見て、「企業の信用度」を判断できるわけです。
🧠 語呂で覚える!
「(トイレいっぱいあって)高円寺は安心でふっ!下痢でも唐揚げ!」
高円寺(円高) 安心(信用向上)でふ(デフレ)下痢(利回り下落)唐揚げ(価上げ)
このように、さまざまな状況が「債券価格をどう動かすか」を感覚的に覚えられます!
🔁 債券の運用方法もいろいろある
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入替売買:今持っている債券を売って、別の債券に乗り換える。金利低下時には短期債が売られ、中長期債が買われる傾向
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ボートフォリオ運用:ラダー型:満期のタイミングをバラバラにして、リスクを分散
ボートフォリオ運用:ダンベル型:短期債、長期債のみの組み合わせ
現先取引:債権を購入して金銭を渡し、一定期日後に決められた価格で買戻し、またはその逆で売り戻しする取引。
着地取引:約定日の1~6か月見mンに一定の条件で債権の受渡を約束する取引。
現先取引や着地取引は、法人が短期で資金調達したいときに使う特殊な取引(個人はできません)。尚、対象債権は国債、地方債、社債で新株予約権付社債は除く。