ちょっと証券外務員2種の勉強をはじめました。ChatGPTに相談しながらなので、誤りもあるかもしれませんが、章立てごとに自分用で整理していきます。(今回もチャットGPTに4コマ漫画をお願いしましたが、4コマめ上場廃止でかなり慌てていて何を言っているのか分からなくなっている!)
「証券取引所って、ただ株が売買される場所でしょ?」
……そう思っていた筆者ですが、勉強してみるとその裏には厳格なルールと構造が存在していました。今回はそんな「取引所定款」の基本をストーリー仕立てで解説します。
🏛 そもそも取引所とは?
証券取引所は、「株や債券を売買する公式な場所」です。
ただし、どこでも自由に運営してよいわけではなく、以下のようなルールがあります。
✅ 取引所の形態と免許
-
証券取引所は、以下のいずれかで構成されます:
-
株式会社
-
金融商品会員制法人
-
-
上記のいずれであっても、内閣総理大臣の免許が必要です。
📈 東京証券取引所の市場区分とは?
日本最大の証券取引所である東京証券取引所(東証)では、上場企業のステージに応じて3つの市場が用意されています。
-
プライム市場:グローバル企業など上位企業向け
-
スタンダード市場:中堅・安定企業向け
-
グロース市場:成長志向の企業向け
取引に関わる証券会社などは「総合取引参加者」という資格を持った者に限られています。
🧾 上場のルール(有価証券上場規定)
証券取引所で株を売買するには、そもそもその銘柄が上場していることが必要です。
では、どうやって上場するのでしょうか?
🔁 上場の流れ
-
企業が申請
-
取引所が審査
-
内閣総理大臣へ届出(※国債証券は届出不要)
🔎 審査基準
-
とくにスタンダード市場では「形式基準をすべてクリア」していなければなりません。
-
市場区分を変更する際にも再審査が必要です。
⚠️ 上場廃止リスク
-
一つでも基準を満たさなくなると上場廃止となります。
-
監理銘柄:廃止の恐れがある銘柄
-
整理銘柄:廃止が決定された銘柄
-
🥇 特殊な株式の扱い(優先株等)
上場株式の中には、通常の普通株以外の特殊な株式もあります。
-
非参加型優先株:優先配当はあるが、残りの分配はもらえない
-
子会社連動配当株:グループ会社の業績によって配当が決まる
※これらの株式を上場するには、すでに普通株が上場していることが前提です。
普通株が上場廃止となった場合、優先株等も廃止となります。
🕘 取引のルール(有価証券業務規程)
取引所では、証券の売買にも厳密なルールがあります。
⏰ 立会時間(市場が開いている時間)
-
午前:9:00〜11:30
-
午後:12:30〜15:30
💼 取引の種類
-
普通取引:通常の売買。約定日の3営業日後に受け渡し(国債は2営業日)
-
当日決済取引:その日のうちに決済
-
発行日決済取引:新発行分を対象
⏳ 立会外時間取引
-
ToSTNeT市場など(時間外に機関投資家同士が取引)
💴 注文と価格のルール
💬 注文方法
-
成行注文:株数だけ指定(値段は市場に任せる)
-
指値注文:株数と価格を指定(売買成立しない場合も)
🎯 売買成立の原則
-
価格優先:安い売り注文/高い買い注文が優先
-
時間優先:同じ価格なら先に出された注文が優先
🧮 価格の決まり方
-
ザラ場方式:リアルタイムで売買成立(オークション形式)
-
板寄せ方式:始値や終値などを一括で決定
📅 権利付相場と権利落相場
株式の配当や株主優待などの権利を得るためには、権利確定日に株主名簿に名前が載っている必要があります。
そのため、いつ株を買えばいいか、またはいつを境に権利がもらえなくなるかを知っておくことが大切です。
🔸 権利付相場(けんりつきそうば)
権利確定日の2営業日前(=権利付き最終日)までに株を買うと、配当や優待などの権利がもらえる期間。
🔸 権利落相場(けんりおちそうば)
権利付き最終日の翌営業日からの相場。この日以降に買っても、今回の配当や優待はもらえません。
📉 価格の変動に注意!
権利が落ちた後は、配当分などを反映して株価が下がることが一般的です。
投資判断の際には、権利日だけでなくその後の値動きにも注意が必要です。
📜 受託契約規則とは?
顧客が証券会社に取引を依頼する際、以下の内容を明記します。
-
売買の種類、銘柄、数量、注文の有効期間 など
-
外貨での授受について同意があれば、顧客指定の通貨での取引も可
この契約は、顧客側も証券会社側(取引参加者)も従うべきルールです。