証券外務員のお勉強 その0(経済)

 


ちょっと証券外務員2種の勉強をはじめました。ChatGPTに相談しながらなので、誤りもあるかもしれませんが、章立てごとに自分用で整理していきます。(今回もチャットGPTに4コマ漫画をお願いしましたが、結構ひどい、、、4コマでもないですし、、、なんか途切れてますし、、、)



GDPとは?

GDP(国内総生産)とは、国内で生産された付加価値の合計を表す経済成長の代表的な指標です。
その国の「経済の元気度」を測る体温計のようなものです。


三面等価の原則

GDPには3つの見方がありますが、どの面から見ても同じ数値になるのがポイントです。

  • 生産面:どれだけ作ったか(生産額)

  • 分配面:誰にどれだけ分けたか(賃金、利益など)

  • 支出面:どれだけ使われたか(消費、投資など)

これを「三面等価の原則」と言い、どの面から計算してもGDPは一致します。


名目GDPと実質GDPの違い

  • 名目GDP:その年の価格で計算したGDP(物価の影響あり)

  • 実質GDP:物価変動を取り除いたGDP(実際の成長を反映)

📌 GDPデフレーターで物価の変動を確認できます:
GDPデフレーター = 名目GDP ÷ 実質GDP × 100


統計いろいろ

GDP統計

  • 内閣府四半期ごとに発表します。

景気動向指数

  • 内閣府が毎月公表する、景気の動きをつかむための統計です。

    • 先行系列(景気に先立って動く):住宅着工床面積、東証株価指数など

    • 一致系列(景気と同時に動く):有効求人倍率、耐久消費財出荷指数など

    • 遅行系列(景気に遅れて動く):完全失業率、常用雇用指数など

よく出る指標

  • 有効求人倍率=有効求人数 ÷ 有効求職者数
     → 景気が良くなると求人が増えるため倍率は上昇

  • 完全失業率=完全失業者数 ÷ 労働人口
     ※労働人口:15歳以上で働く意思のある人


その他の統計データ

  • 家計貯蓄率=家計貯蓄 ÷ 可処分所得

  • 企業物価指数:日銀が発表。企業間取引の物価の動き。

  • 消費者物価指数(CPI):総務省が発表。私たちの生活に密着した物価。

  • 貿易依存度=(輸出+輸入)÷ 名目GDP

  • 国際収支:海外とのお金の出入りを表す指標

    • 経常収支=貿易・サービス+第一次所得(配当など)+第二次所得(送金など)

    • 金融収支=直接投資+証券投資+外貨準備など

    • 資本移転等収支=その他の資本の移動

📊 経済統計データ一覧表

統計名 公表元 公表タイミング 景気が良いときの傾向
GDP統計 内閣府 四半期ごと 実質GDP・名目GDPともに上昇
景気動向指数 内閣府 毎月 各指数が上昇傾向に(特に先行・一致系列)
日銀短観 日本銀行 3か月ごと 企業の業況判断が良好、設備投資意欲が高まる
有効求人倍率 厚生労働省 毎月 倍率が上昇(求人数が求職者数を上回る)
完全失業率 総務省 毎月 失業率が低下
家計貯蓄率 内閣府など 四半期ごと 通常は安定。景気後退時に上昇する傾向あり
企業物価指数 日本銀行 毎月 原材料・仕入れ価格の上昇が見られる(景気過熱時)
消費者物価指数 総務省 毎月 上昇するとインフレ傾向(景気加熱の一因)
貿易依存度 財務省など 年次 高い水準=外需への依存度が高い
国際収支(経常収支) 財務省 毎月(速報)、四半期など 黒字幅が拡大(輸出・投資収益などが多い)
国際収支(金融収支) 財務省 毎月(速報)、四半期など 海外からの投資が増加




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