Talend プロジェクト管理について

 


💼 Talendでのプロジェクト管理方法

1. プロジェクトの切り替え、作成、削除

1.1 プロジェクトの確認

  • 現在のプロジェクトの確認

    • Talend Open Studioを開くと、左上のリポジトリタブに現在の接続(LOCAL)とプロジェクト名(dummy)が表示されます。

1.2 プロジェクトの切り替え

  • プロジェクト切り替え方法

    • メニューバーから「ファイル」→「プロジェクトまたはワークスペースの切り替え」を選択。

    • 新しいプロジェクト(例えばtalendBasics)を選んで「終了」をクリックすると切り替えられます。

1.3 プロジェクトの削除

  • プロジェクト削除方法

    • 接続の管理」を開き、LOCALの下にある「既存プロジェクトの削除」をクリック。

    • 削除したいプロジェクト(例えばdummy)を選び、「OK」をクリックして削除します。

1.4 プロジェクトの作成

  • 新しいプロジェクト作成方法

    • プロジェクトまたはワークスペースの切り替え」から新しいプロジェクト名を入力し、「作成」をクリック。


🔄 Talendでのアイテムのインポートとエクスポート

2.1 アイテムのエクスポート

  • エクスポート方法

    • リポジトリ内の任意のアイテムを右クリックし、「アイテムのエクスポート」を選択。

    • 依存関係も選択し、エクスポート先(例えばTalendディレクトリ)を指定して、「終了」をクリック。

2.2 アイテムのインポート

  • インポート方法

    • リポジトリ内の任意のノードを右クリックし、「アイテムのインポート」を選択。

    • エクスポートしたファイル(例えばtemplateJob.zip)を選択し、インポートします。

    • 必要に応じて、既存のアイテムを上書きすることもできます。

バージョン管理

  • バージョンの管理

    • アイテムを右クリックして「プロパティの編集」を選び、バージョンを追加(例えば1.2)できます。

    • 以前のバージョンをインポートしても、選択したバージョンのみがインポートされます。


🔎 Talendでのプロジェクトとコンポーネントのフィルタリング

3.1 リポジトリのフィルタリング

  • フィルター設定

    • リポジトリタブで「フィルター設定」を選択し、検索条件を入力(例えば「assignment*」)。

    • 設定したフィルターを適用すると、条件に一致するアイテムのみが表示されます。

3.2 コンポーネントの検索

  • コンポーネントを使った検索

    • ジョブ内のコンポーネントを右クリックして「ジョブ内でコンポーネントを検索」を選択すると、そのコンポーネントが使用されているジョブが表示されます。


⚙️ Talendでのプロジェクト設定の変更方法

4.1 プロジェクトのステータスとバージョン管理

  • ステータスの変更

    • ファイル」→「プロジェクトプロパティの編集」を選択。

    • ステータス管理」でジョブのステータスを変更できます(例:testingに設定)。

  • バージョンの変更

    • 同じく「バージョン管理」で、ジョブのバージョンを変更できます(例:1.0から2.0に変更)。

変更の適用

  • ステータスやバージョンの変更は「適用」をクリックして、ジョブに反映させます。

4.2 インプリシットコンテキストロードとログ設定

  • インプリシットコンテキストロード

    • ファイル」→「プロジェクトプロパティの編集」→「ジョブ設定」で、コンテキストロードの設定を変更できます(ファイルやデータベースからロード)。

  • ログ設定

    • 統計とログ」で、ジョブのログ出力を設定します。これにより、ジョブの実行時に詳細なログがコンソールやファイルに出力されます。

変更の適用

  • 設定を「プロジェクト設定を使用」に切り替えることで、すべてのジョブに設定が適用されます。


📝 まとめ

  • プロジェクト管理:プロジェクトの切り替え、作成、削除が可能。

  • アイテムのエクスポート/インポート:バックアップや他のユーザーとアイテムを共有できます。

  • フィルタリング:リポジトリ内で条件に合ったアイテムを表示させ、ジョブ内のコンポーネントを検索できます。

  • プロジェクト設定:ステータスやバージョン、コンテキストロード、ログの設定を管理できます。

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