Jenkins:最初のジョブ作成

 


🧰 Jenkins:最初のジョブを作成


✅ 画面の説明

Jenkinsをブラウザで開くと、こんな画面になります。

まずは、最初のジョブ(作業) を作るために、
▶️【Create New Jobs(新しいジョブを作成)】をクリックします。


🔍 ジョブの種類(6種類)をかんたん解説

Jenkinsでは、ジョブ(作業)を作るときに種類を選びます。

① Freestyle Project(フリースタイルプロジェクト)

  • 一番よく使う!

  • 何も決まっていない「自由なテンプレート」

  • とりあえず試したいときに最適。

② Pipeline(パイプライン)

  • 「ビルド→テスト→デプロイ(公開)」など、一連の作業を自動化する。

  • 複数のステップを順番に定義できる。

  • Jenkinsの本来の強みはここ!

③ Multi-configuration Project(マルチ構成プロジェクト)

  • 同じジョブをパラメータを変えて何度も実行したいときに使う。

    • 例:Windows版とLinux版で両方テストしたい時など。

  • 上級者向け。

④ Folder(フォルダ)

  • ジョブを整理するための「フォルダ」。

    • 例:「テスト用」「本番用」とフォルダを分ける。

  • 名前のとおり、整理整頓に便利。

⑤ GitHub Organization(GitHub組織向け)

  • GitHubの「組織」単位でジョブ管理したいときに使う。

⑥ Multibranch Pipeline(マルチブランチパイプライン)🚀

  • 最強のパイプライン!

  • GitHubなどのリポジトリで「複数のブランチ」がある場合に便利。

  • 各ブランチごとに自動でパイプラインを実行してくれる!

📝【補足】

  • ブランチ(branch)=開発用の分岐。新しい機能を別の場所で開発できる。

  • マルチブランチを使うと、新しいブランチを作ってもJenkinsが自動で反応してくれる!


👶 はじめてのジョブを作ってみよう(Freestyleで練習)

手順

① 【Freestyle Project】 を選んで、
② ジョブ名を My First Job にして、
③ 【OK】をクリック!


🛠 ジョブの中身を設定

ここからは設定画面です。

今回は、シンプルなテスト用コマンドを入れてみます。

👇 ページを下の方にスクロールして…

✅ 【Build(ビルド)】という欄へ

→ 【Add build step(ビルドステップを追加)】をクリック
→ 【Execute shell(シェルの実行)】を選ぶ

すると、コマンドを入力できる欄が出てきます。

以下を入力:

echo "Hello From My First Jenkins Job!"

これは、文字を表示するだけの簡単なコマンドです。

✅ 入力が終わったら【Save(保存)】をクリック!


🚀 ジョブを実行してみよう!

  1. 【Build Now(今すぐビルド)】をクリック

  2. 左側に「#1」というアイコンが出てくるのでクリック

  3. 【Console Output(出力を確認)】をクリック

すると、先ほどの echo コマンドの結果が表示されます:

Hello From My First Jenkins Job!

🎉これで最初のJenkinsジョブが成功!



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