Jenkinsのインストールと起動

 


📘 Jenkinsの準備に必要なソフト

✅ ブラウザとテキストエディタの両方を使います

  • Jenkinsのパイプライン(作業の流れ)を作るには、ブラウザが必要です。

  • ただし、より詳しく編集したいときはテキストエディタも使うのがおすすめです。

💻 オススメのエディタ:Visual Studio Code(VSCode)

  • 無料で使える人気のテキストエディタ。

  • Windows / Mac / Linux どれでも使えます。

🔌 オススメのプラグイン:Brackets Pair Colorizer

  • Jenkinsでは {}(中かっこ) をたくさん使います(特にパイプラインの設定)。

  • {} が1つでも足りないとエラーになるので注意!

  • このプラグインを入れると、ペアの中かっこが色付きで表示されるようになります。

  • これで「中かっこを閉じ忘れた!」を防げます。

  • VSCodeが入っていれば、ワンクリックでインストールできます。


🐳 JenkinsをDockerでインストールする手順

🔰 まずDockerについて簡単に

  • Dockerは軽い仮想マシンのようなもの。

  • 通常のVM(仮想マシン)と違い、OS全体を動かす必要がなくとても軽い

  • Jenkinsのようなアプリを「コンテナ」という形で動かします。


⚙ Jenkinsコンテナの起動手順(ざっくり流れ)

1. Jenkinsのコンテナを実行するコマンドを用意

以下のコマンド:

docker run \
-p 8080:8080 -p 50000:50000 \ -v jenkins_home:/var/jenkins_home \ jenkins/jenkins:lts
  • -p 8080:8080:自分のPCの8080番ポートをJenkinsとつなげる(ブラウザで使う)

  • -p 50000:50000:Jenkinsの内部通信で使うポート

  • -v:データ保存用のフォルダ(ボリューム)を作る

    • Jenkinsの設定が消えないように保存するため

2. ターミナルで実行(Docker Desktopが起動していることを確認)

  • コマンドを貼り付けてEnterキー!

  • Jenkinsのイメージが自動でダウンロードされて、コンテナが立ち上がります。

3. パスワードが表示されるのでコピーして保存しておく

  • 「このパスワードがJenkinsログインの鍵です」と出ます。

  • 忘れないようにメモアプリなどに保存。


🌐 ブラウザでJenkinsにアクセス

1. アドレスバーに入力:

http://localhost:8080
  • localhost は「自分のPC」の意味。

  • Jenkinsはポート8080で動いているので、そこにアクセスします。

2. さっきコピーしたパスワードを貼り付けてログイン


🔌 プラグインのインストール

  • 「おすすめのプラグインをインストールする」を選ぶのが簡単でおすすめ。

  • 自動で必要なプラグインを入れてくれます。

💡 現場で使う場合は、自分で選んで入れることもありますが、初心者や学習目的なら「おすすめ」で十分。


🎉 Jenkinsの初期設定完了!

  1. 「管理者として続行」→「保存して完了」をクリック

  2. 「Jenkinsの使用を開始」をクリック

これでJenkinsの起動と初期設定が完了しました!


🧠 まとめ(ステップ)

ステップ内容
VSCodeをインストール
Brackets Pair Colorizer を入れる
Docker Desktopを起動
Jenkinsコンテナをターミナルから起動
パスワードを保存して、ブラウザでログイン
おすすめプラグインをインストール
Jenkinsの初期設定完了!


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