ちょっと証券外務員2種の勉強をはじめました。ChatGPTに相談しながらなので、誤りもあるかもしれませんが、章立てごとに自分用で整理していきます。(今回もチャットGPTに4コマ漫画をお願いしましたが、なんか全く役にも立たないし面白くもないことが書かれているだけ、、、)
財務諸表を読み解くことで、企業の健康状態や将来性を把握することができます。本記事では、財務諸表を用いた代表的な分析方法を「安全性」「収益性」「キャッシュフロー」「資本効率性」「損益分岐点」「成長性」「配当政策」に分けて紹介します。
■ 財務諸表の基本構造(前提)
まずは、財務諸表の基本的な関係性を確認しましょう。
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総資産 = 負債 + 自己資本
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これを分解すると:
流動資産 + 固定資産 = 流動負債 + 固定負債 + 自己資本
このバランスが崩れていないかをチェックすることが、分析の第一歩です。
■ 安全性分析:会社の“安定性”を見る
企業が短期・長期にわたって支払い能力を持っているかを評価します。
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流動比率:流動資産 ÷ 流動負債(目安:200%以上が良い)
→ 短期的な支払能力を示す指標です。 -
当座比率:当座資産 ÷ 流動負債(目安:100%以上が良い)
→ より厳密に「すぐに現金化できる資産」で支払い能力を測ります。 -
固定比率:固定資産 ÷ 自己資本(目安:100%以下が良い)
→ 自己資本で固定資産をどれだけカバーできているかを示します。 -
固定長期適合率:固定資産 ÷(自己資本+固定負債)(目安:100%以下が良い)
→ 長期資金で固定資産を賄えているかを判断。 -
負債比率:負債 ÷ 自己資本(目安:100%以下が良い)
→ 借金の多さを自己資本と比較します。 -
自己資本比率:自己資本 ÷ 総資本(高いほど良い)
→ 財務の健全性を表す代表的な指標。
■ 収益性分析:どれだけ稼いでいるかを見る
企業の収益力や効率性を評価します。
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ROE(自己資本利益率):当期純利益 ÷ 自己資本
→ 自己資本をどれだけ効率よく利益に変えているかを示します。 -
ROA(総資本利益率):当期純利益 ÷ 総資本
→ 企業全体の資産に対する利益率。 -
資本金利益率:当期純利益 ÷ 資本金
→ 資本金だけに対する利益。資本金が大きいとこの数値は下がりやすいです。
✨ポイント:
ROEは「株主目線」、ROAは「経営者目線」ともいえます。
また、資本が大きい企業ほど、資本金利益率は低めになります。
さらに売上に対する利益率を見る指標もあります。
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売上総利益率:売上総利益 ÷ 売上高
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売上原価率:売上原価 ÷ 売上高
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営業利益率:営業利益 ÷ 売上高
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経常利益率:経常利益 ÷ 売上高
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純利益率:当期純利益 ÷ 売上高
どれも「売上1円あたり、どれだけ利益が出ているか」を測る重要な指標です。
■ キャッシュフロー分析:お金の流れをつかむ
「利益が出ていても資金繰りが苦しい」ということはよくあります。キャッシュフロー分析では現金の流れを見て、実際の支払能力をチェックします。
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売上高営業キャッシュフロー比率:営業CF ÷ 売上高(高いほど良い)
→ 売上に対して、どれだけキャッシュが残っているか。 -
営業CF有利子負債比率:営業CF ÷ 有利子負債(高いほど良い)
→ 借金返済能力を示します。 -
営業CF流動負債比率:営業CF ÷ 流動負債(高いほど良い)
→ 短期債務への支払い能力を評価。
■ 資本効率性分析:資本をどれだけ回しているか
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総資本回転率:売上高 ÷ 総資本(高いほど良い)
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総資本回転期間:12ヶ月 ×(総資本 ÷ 売上高)(短いほど良い)
💡総資本利益率(ROA)は、次の式で分解できます:
ROA = 売上高利益率 × 総資本回転率
→ 利益率と効率、両面からの分析が可能です。
■ 損益分岐点分析:利益が出るかどうかの境界線
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損益分岐点:売上高 = 変動費 + 固定費となるポイント
気分で来いと言われても、今ヘリ🚁
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限界利益:売上高 − 変動費
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変動比率:変動費 ÷ 売上高
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限界利益率:限界利益 ÷ 売上高
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損益分岐点比率:損益分岐点売上高 ÷ 実際の売上高
→ 100%を超えていると赤字状態 -
安全余裕率:100% − 損益分岐点比率
■ 成長率分析:前年と比べてどれだけ伸びているか
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売上高成長率:当期売上高 ÷ 前期売上高
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利益成長率:当期利益 ÷ 前期利益
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増収率:成長率 − 1
単年度の数字だけでなく、前年比較も大切な観点です。
■ 配当政策:株主への還元を見る
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配当率:配当金 ÷ 資本金
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配当性向:配当金 ÷ 当期純利益
🔍配当性向が高いほど、利益の多くを株主に還元しています。
逆に、低いと内部留保(将来投資のために会社に残す)が厚くなります。
このバランスが経営の方針を表します。

