🧐 GitLab CI/CD入門:初心者でもわかる自動化の仕組み
こんにちは!ソフトウェア開発の世界に興味がある皆さん、そして開発プロセスをもっと効率化したいと考えている皆さんへ。今回は、ソフトウェア開発を劇的に楽にしてくれるツール、GitLab CI/CDについて、分かりやすく解説していきます。
🚀 GitLabって一体何?
まず、「GitLab」という言葉を初めて耳にする人もいるかもしれませんね。GitLabを一言で言うと、ソフトウェア開発のすべてをサポートするDevOpsプラットフォームです。
これは、単にコードを保存する場所ではありません。コードの変更履歴を管理するGitリポジトリから、プロジェクト管理、そして今回ご紹介するCI/CDまで、開発に必要な機能がすべて一つにまとまっています。
例えば、ウェブアプリケーションを開発しているソフトウェア開発者を例に見てみましょう。
お客様からの変更依頼があるたびに、ソフトウェアのビルド、テスト、そしてサーバーへのアップロードという一連の作業を毎回手動で行っていました。これは時間がかかるだけでなく、ミスも起こりやすい面倒な作業でした。
そこで登場するのが、GitLabです。GitLabを使うことで、これらの繰り返し作業をすべて自動化できるようになります。
🤖 CI/CDって何のこと?
「CI/CD」は、Continuous Integration(継続的インテグレーション)とContinuous Deployment(継続的デプロイ)の略です。少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、簡単に言えば、「コードを書いてから、新しいソフトウェアをユーザーに届けるまでの一連の流れを自動化すること」です。
CI(継続的インテグレーション):コードの変更を頻繁に統合し、自動でビルドやテストを行います。これにより、問題を早期に発見しやすくなります。
CD(継続的デプロイ):テストを通過したコードを、自動でサーバーにデプロイし、ユーザーが利用できる状態にします。
GitLab CI/CDは、これらのプロセスを自動で実行してくれる「ロボットアシスタント」のようなものです。私たちは必要な指示(パイプライン)を書いてあげるだけで、あとはロボットがバックグラウンドで黙々と作業してくれます。コーヒーを飲んでいる間に、新しいバージョンが自動でリリースされる、そんなイメージですね☕。
🏭 パイプラインの概念を理解する:自動車工場のアナロジー
GitLab CI/CDで最も重要な概念の一つが「パイプライン」です。パイプラインとは、一連の「ステージ」と「ジョブ」からなる、自動化されたワークフローのことです。
これを理解するために、自動車工場での組み立てラインを想像してみましょう。
シャーシ(土台)の準備 ➡️ ビルド(構築)ステージ
エンジンやホイールの取り付け ➡️ テストステージ
最終的なチェック ➡️ デプロイステージ
これらの工程は順番に行われ、前の工程が完了しないと次の工程には進めません。また、それぞれの工程の中には、複数の作業(ジョブ)が含まれます。
GitLab CI/CDのパイプラインもこれと同じです。私たちはパイプラインを定義することで、ソフトウェアのビルド、テスト、デプロイといった一連の作業を、正しい順番で自動的に実行させることができます。
🛠️ 初めてのパイプラインを作ってみよう!
ここからは、実際にGitLab CI/CDのパイプラインをどのように作成するのかを見ていきましょう。必要なのは、ブラウザだけでOKです!
GitLabのウェブIDE(統合開発環境)で、.gitlab-ci.ymlという名前のファイルを作成します。このファイルは、YAML形式という書式でパイプラインの指示を記述するための、いわば「レシピ」のようなものです。
1. ステージとジョブの定義
まず、自動車工場の例で言うところの**「ステージ」**を定義します。
stages:
- build
- test
次に、それぞれのステージで実行する**「ジョブ」**を定義します。例えば、build_carというジョブと、test_carというジョブを作成します。
build_car:
stage: build
script:
- echo "Building the car..."
- mkdir build
- cd build
- touch car.txt
- echo "Chassis" > car.txt
test_car:
stage: test
script:
- test -f build/car.txt
- grep "Chassis" build/car.txt
2. ジョブの分離とアーティファクト
ここで注意すべき重要な点があります!
GitLabでは、それぞれのジョブが独立した環境(コンテナ)で実行されます。そのため、build_carジョブで作成したファイルは、ジョブが終了すると消えてしまい、test_carジョブからは見ることができません。
この問題を解決するために登場するのが、**「アーティファクト」**です。アーティファクトとは、あるジョブで生成され、次のジョブでも使用したいファイルやディレクトリのことです。
build_carジョブでbuildディレクトリをアーティファクトとして保存するように指示すると、test_carジョブでもそのファイルにアクセスできるようになります。
build_car:
stage: build
script:
- echo "Building the car..."
- mkdir build
- cd build
- touch car.txt
- echo "Chassis" > car.txt
artifacts:
paths:
- build/
このように設定することで、パイプラインは「ビルド」ステージの後に「テスト」ステージを順番に実行し、build_carジョブで作成したファイルをtest_carジョブで利用できるようになります。
🎓 まとめ
GitLab CI/CDは、手動で行っていた面倒な作業を自動化し、開発プロセスを効率的でミスが少ないものにしてくれます。
