0. PL/SQL ソフトウェアインストール

 


📝 Oracle、Java、SQL Developerのインストール

この記事では、Oracleデータベース、Java、そしてSQL Developerのインストール手順を、解説していきます。各ステップでつまずかないよう、大切なポイントもまとめました。


1️⃣ Oracle Database 11g Express Editionのインストール

まず最初に、Oracleデータベースをパソコンにインストールします。

【手順】

  1. ファイルをダウンロード: まずは、Oracleのインストールファイルをダウンロードします。途中で警告が出ても、無視してダウンロードを進めて大丈夫です。

  2. インストーラーを起動: ダウンロードが完了したら、ZIPファイルをダブルクリックして、DISK 1フォルダを開きます。

  3. DISK 1フォルダの中にあるsetup.exeをダブルクリックすると、Oracleのインストーラーが起動します。

  4. インストール開始: インストーラーが起動したら、画面の指示に従って進んでいきましょう。

    • 「次へ」をクリック。

    • 使用許諾契約を確認し、同意します。

    • 「次へ」をクリック。

    • デフォルトのインストール先フォルダで問題なければ、そのまま「次へ」をクリックします。(もし変更したい場合は「参照」ボタンから変更できます。)

  5. パスワードを設定: ここで、これから使うユーザーのパスワードを設定します。

    • ⚠️ 注意: デフォルトでSYSSYSTEMという2つのユーザーが作成されます。ここで設定したパスワードは、SYSTEMユーザーのパスワードになります。パスワードは絶対に忘れないように、メモしておきましょう。

  6. インストール完了: パスワードを入力して「次へ」「インストール」と進むと、インストールが始まります。数分待つと、完了画面が表示されるので「完了」をクリックして終了です。


2️⃣ Javaのインストール

SQL Developerを動かすために、Javaをインストールします。

【手順】

  1. ダウンロード: 講師が提供するURLからJavaのインストールファイルをダウンロードします。

  2. ライセンスに同意: ダウンロードする前に、使用許諾契約に同意する必要があります。

  3. OSに合ったファイルを: あなたのパソコンのOS(Windows 64ビットか、それ以外か)に合わせて、適切なファイルをダウンロードします。

  4. インストーラーを起動: ダウンロードしたEXEファイルをクリックして、インストーラーを起動します。

  5. インストール開始:

    • インストールウィザードが開いたら「次へ」をクリック。

    • ⚠️ 重要: インストール先のパスが表示されます。このパスはSQL Developerのインストールで使うので、必ず覚えておきましょう。

    • 「次へ」をクリックすると、インストールが始まります。

  6. 完了: インストールが完了したら、「閉じる」をクリックして終了です。


3️⃣ SQL Developerのインストール

SQL Developerをインストールします。

【手順】

  1. ダウンロード: 講師が提供するURLから、SQL Developerのファイルをダウンロードします。

  2. OSに合ったバージョンを: ここでも、OSに合ったバージョンを選びます。

    • Windows 64ビット: Javaがすでに含まれているバージョンをダウンロードするのがおすすめです。

    • Windows 32ビット: Javaが含まれていないバージョンをダウンロードし、先ほどインストールしたJavaと連携させる必要があります。

  3. ダウンロード開始: ダウンロードボタンをクリックして、ファイルを取得します。

  4. ファイルの展開(解凍): ダウンロードしたZIPファイル(sql.zip)を、7zipなどのツールを使って展開します。

    • 展開先は、デスクトップなど、わかりやすい場所を選びましょう。

  5. SQL Developerを起動:

    • 展開が完了すると、SQL Developerというフォルダが作成されます。

    • そのフォルダを開き、中にあるsqldeveloper.exeをダブルクリックして起動します。

    • ⚠️ 初回起動時: 初めてSQL Developerを起動する場合、Javaのインストールパスを尋ねられることがあります。その場合は、先ほどインストールしたJavaのパスを指定してください。


4️⃣ SQL Developerに接続し、初期設定を行う

SQL Developerの準備が整ったら、Oracleデータベースに接続して、必要な設定を行います。

【手順】

  1. データベースに接続:

    • SQL Developerの画面左側にある「接続」の横の+ボタンをクリックします。

    • 接続名: 任意(例:MyConnection

    • ユーザー名: system

    • パスワード: Oracleのインストール時に設定したパスワード

    • 「接続」をクリックします。

    • これで、データベースに接続できました。接続が成功したか「テスト」で確認することもできます。

  2. 新しいユーザーの作成:

    • 講師が提供したスクリプトを使って、INVENTORY1という新しいユーザーを作成します。

    • ユーザー名とパスワードは、どちらもINVENTORY1になります。

    • このスクリプトを実行すると、新しいユーザーが作成され、必要な権限が付与されます。

  3. 新しいユーザーで接続:

    • 再度、+ボタンをクリックして、新しい接続を作成します。

    • 接続名: 任意(例:InventoryConnection

    • ユーザー名: INVENTORY1

    • パスワード: INVENTORY1

    • 「接続」をクリックします。

  4. テーブルの作成:

    • 講師から提供されたスクリプトをコピーし、SQL Developerのワークシートに貼り付けます。

    • このスクリプトを実行すると、コースに必要な5つのテーブル(CUSTOMERPRODUCTSALESSALES_HISTORYSALESPERSON)が作成されます。

    • テーブルが作成されたか、左側のツリーを展開して確認できます。

これで、SQLの学習を始めるための環境設定はすべて完了です!お疲れ様でした。

次の記事:1. PL/SQL入門