SAP認定試験(C_TS4FI_20xx)を受けてみた


 SAP認定試験を受けてみるきっかけ  

年末に時間があったので、よく耳にするけど、よく知らないことの知識をさわりだけでも知っておきたいと思い、とくさん?の書かれた「世界一わかりやすいSAPの教科書」という本を読みました。そこで、SAPの大規模な保守切れが近々発生することを知りました。となるとやはり、少しは知っておいたほうがいいのでは?ということで、受けてみようかなと考えました。尚、書籍の ご購入はこちらから

 第一の難関 

じゃあ早速試験の勉強をしようと思い、情報集めを開始しようとしましたが、試験数が多すぎて、何を受けたらいいのか、受ける試験が分からないので、何を教材にしたらいいのかわかりませんでした。
とりあえず、SAP S/4HANAにコンバートされるということなので、「S/4HANA」。そして、どのモジュールがいいのか良く分からないけど、軸となりそうな財務会計「FI]。そして、試験区分(アプリケーションアソシエイト、ディベロップスペシャリスト、テクノロジーアソシエイト)で一番導入レベルの「アプリケーションアソシエイト」というキーワードをもとに、試験のターゲットを決めました。たどり着いたのは、C_TS4FI_20xx(xxは試験のバージョン番号だと思っている)。おそらくこれで合っているはずと、勉強を開始しました。 

 第二の難関 

勉強の仕方が分からない。。。さすがに最初に購入した本だけじゃ立ち向かうことができそうにもなく、追加で「図解入門 よくわかる最新SAPの導入と運用」も購入しました。さらに、実機を使ってイメージをつかみたかったので、Udemyで「The Ultimate SAP S/4HANA Course 2023: From Zero to Expert」を購入しました。さらに、、、SAP認定コンサル道場というところに認定試験の要約テキスト的なものがありましたので、利用させていただきました。分からないなりに、何度もマインドマップを書き直して、試験項目(固定資産管理や決算処理など)ごとに知識を整理していきました。 

 第三の難関 

ある程度、基本的なデータの登録方法、登録時に事前に必要な情報や更新する際に更新可能な項目、この機能ではどのような処理が行われるかの理解が定着してきたので、試験に申し込むことにしました。なんだかんだで一番試験の申込が難しかったのでは、というくらいパニックになりました。
まず、試験を受けるためにバウチャーみたいなものを買わないといけません。1回用(約3.5万)と6回用(約9万)がありました(←円安やばい)。どんな試験かもわかっていない私は不安だったので6回用を申し込みました。
ボタンをポチポチして登録完了!と思いきや、そういえばいつお金払うんだろう。クレカを手元に用意したけど、情報聞かれずに予約が終わってしまいました。
ソワソワしているとSAPからメールがきて請求書のPDFが送られてきました。銀行振込だと。。。(こういうとき海外にいると不便)
早速、親に連絡して、今すぐ9万をここに振り込んでくれ!とお願いしました。(なにかやっていることが、怪しい指示をしているようで嫌でしたが、、、)
日本では大雪が降った翌日だったそうです。母はかわいい息子のために振込先の内容を書いたメモを片手に、寒空の中すぐに振込に行ってくれました。(ありがたや~)。
SAPからは振込時に請求番号を記載するように指示がありましたが、ATMの操作では備考を入力する画面がなかったようで、入力なしに振込が完了してしまったと不安げな母から連絡がありました。まぁ大丈夫だろうとは思いつつも、SAPの窓口に請求番号情報と振込明細を添付して送金完了しているか確認のメールを入れました。
SAPより返信があり、送金確認できており、このあとトレーニングチームが試験のバウチャーをアクティベーションするとのことでした。
待つこと1日。
アクティベートされた旨のメールが届きました。早速、サイトから試験を予約しようとすると、有効な試験バウチャーを持っていないと表示されます。うーん、と思って、アクティベート連絡のメールのリンクから再度トライしたところ、試験を予約できました。
ここまで、土日をはさんだので、5日かかりました。皆様も受験されるときは、時間に余裕をもって予約されることをお勧めします。 

 第四の難関 

いよいよ試験時間直前。なにかダウンロードしておかないといけないソフトがあるようです。2,3分で完了します。Azure認定試験の時は、いろいろデモ画面みたいなので、操作をしないといけませんでしたが、こちらはダウンロードするだけでした。
試験開始15分前になると、試験のダッシュボードの開始ボタンが押せるようになります。開始すると、Zoomで試験官とつながります。試験官にこちらのPCの操作権限をあげると、勝手にTeamsとかを落としてくれるので、眺めていれば試験画面の立ち上げまでやってくれます。ここまで、言語選択をせずに来てしまったので、試験官に、この試験は日本語で受けられるよね?と確認したら、この後選べるよと答えてくれました。たしか、開始ボタンを押してから5分くらいで、試験開始画面までたどり着きました。
定刻より10分くらい早く、試験を開始。ポチポチ回答し、回答を送信。即座に結果受領と通常のオンライン試験の流れでした。結果は、大丈夫でした。 

 終わった後に 

やはりどんな試験でも合格するとうれしいもので、いろんな人に言いまくりました。笑。
この資格を保有することで仕事の幅が増えるのかどうかはわかりませんが、引き続きこのSAP領域の勉強は継続しようと思いました。